日々是書評

書評初心者ですが、宜しくお願いします ^^

【きっと明日からまた優しくなれる】ボクの彼氏はどこにいる? - 石川大我

ボクの彼氏はどこにいる?posted with ヨメレバ石川 大我 講談社 2009年03月13日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー この本の単行本が出版されたのが2002年のこと。自分はまだ11歳だった。 「ボクの彼氏はどこにいる」 なんてシンプルで分かりやす…

【人生を狂わす嘘と勘違い】氷点(下) - 三浦綾子

氷点(下)posted with ヨメレバ三浦 綾子 KADOKAWA 2012年06月22日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 上巻までのあらすじ 医者の辻口啓造は妻である夏枝の不貞を疑った。夏江の不貞の間に娘が殺害されてしまったことが、やりきれなくて仕方なかっ…

【静かな音楽小説】羊と鋼の森 - 宮下奈都

羊と鋼の森posted with ヨメレバ宮下 奈都 文藝春秋 2018年02月09日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー あまりに長いこと話題になっているので遅まきながら購入。 結論から言うと、文句なしに星3つ。ふつーの小説だった。 ピアノの話なら恩田陸の…

【大人の恋愛小説】マチネの終わりに - 平野啓一郎

マチネの終わりにposted with ヨメレバ平野 啓一郎 文藝春秋 2019年06月06日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 平野啓一郎を初めて読む。以前から気になった作家ではあるけど。 「マチネの終わりに」は恋愛小説であり、どちらかと言えば苦手分野。…

【書くための考え方】読みたいことを、書けばいい。 - 田中泰延

読みたいことを、書けばいい。posted with ヨメレバ田中 泰延 ダイヤモンド社 2019年06月14日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 「読みたいことを書けばいい」 このタイトルを聴いた時、ブロガーとしてはワクワクしたのを覚えている。 自分のライ…

【憎しみが満ちる家庭】氷点(上)- 三浦綾子

氷点(上)posted with ヨメレバ三浦 綾子 KADOKAWA 2012年06月22日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 崩壊することが人為的に決定づけられた家族の物語を読む、こんなに辛いことはなかった。 愛のない、むしろ憎しみが充満するお茶の間に、まるで…

【農業エンタメ】農ガール、農ライフ - 垣谷美雨

農ガール、農ライフposted with ヨメレバ垣谷美雨 祥伝社 2019年05月15日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 垣谷美雨さんの作品を読むのは何冊目になるんだろう。今回もご多分に漏れず、及第点を軽く超えてくる出来栄え。 社会問題に触れつつも良…

【元祖ニューヨークの女?!】ティファニーで朝食を - トルーマン・カポーティ

ティファニーで朝食をposted with ヨメレバトルーマン・カポーティ/村上春樹 新潮社 2008年12月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー ティファニーで朝食を。自分の中では「名前は知っているけど読んだことは無い本ランキング」ナンバーワン!w 「人…

【投資の必読書】敗者のゲーム - チャールズ・エリス

敗者のゲーム原著第6版posted with ヨメレバチャールズ・D.エリス/鹿毛雄二 日本経済新聞出版社 2015年01月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 「敗者のゲーム」とはつまり、現在の市場において個人投資家の勝ち目がほとんどない状態であるという…

【うつ病の心理】心の休ませ方 - 加藤諦三

心の休ませ方posted with ヨメレバ加藤諦三 PHP研究所 2006年10月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー かれこれ3年以上前から、ニッポン放送の「テレフォン人生相談」を聴き続けている。加藤先生の的確で鋭いアドバイスは、テレフォン人生相談の魅力…

【酷評】賢明なる投資家 - ベンジャミン・グレアム

賢明なる投資家改訂4版の翻訳posted with ヨメレバベンジャミン・グレアム/土光篤洋 パンローリング 2014年05月 楽天ブックスAmazonKindle レビュー ウォーレン・バフェットの愛読書である「賢明なる投資家」。投資の初心者として気になっていた。ネットで見…

【感想】いやでも物理が面白くなる - 志村史夫

いやでも物理が面白くなる〈新版〉 「止まれ」の信号はなぜ世界共通で赤なのか?posted with ヨメレバ志村 史夫 講談社 2019年03月13日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー SFが大好きな自分はずっと物理を学びたかった。宇宙や時空について詳しくな…

【感想】池上彰の世界の見方 ロシア - 池上彰

池上彰の世界の見方 ロシアposted with ヨメレバ池上 彰 小学館 2018年11月14日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー この本は「世界の見方」という池上彰さんの授業を書籍化したもの。収録されているのは、タイトルの通り、ロシアに関する授業。 受…

【究極の孤独と恋愛】すべて真夜中の恋人たち - 川上未映子

すべて真夜中の恋人たちposted with ヨメレバ川上 未映子 講談社 2014年10月16日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 川上未映子という作家の本は初めて読んだ。前から気になってはいたけど。 ページ数を贅沢に使う作風だと感じた。つまり描写過多と…

【文芸オタクの本紹介】人生を狂わす名著50 - 三宅香帆

人生を狂わす名著50posted with ヨメレバ三宅 香帆/今日 マチ子 ライツ社 2017年09月29日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 人生を狂わす名著と称して50冊が紹介される。 紹介されるのは小説だけではない。古典文学・短歌・漫画など、幅の広さを見…

【芥川賞】むらさきのスカートの女 - 今村夏子

むらさきのスカートの女posted with ヨメレバ今村夏子 朝日新聞出版 2019年06月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー まず、冒頭。あたかも不思議な生物を紹介するかのように、「むらさきのスカートの女」について解説される。そしてそれをメタ視点で…

【ディストピアおとぎ話】動物農場 - ジョージ・オーウェル

動物農場〔新訳版〕posted with ヨメレバジョージ・オーウェル/山形 浩生 早川書房 2017年01月07日 楽天ブックスAmazonKindle レビュー ジョージ・オーウェルを初めて読んだのは2018年、言わずとしれた「1984年」からデビューした。ディストピア小説の代表作…

【正常は発狂】消滅世界 - 村田沙耶香

消滅世界posted with ヨメレバ村田 沙耶香 河出書房新社 2018年07月06日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 村田沙耶香を読むのはこれで二冊目。一冊目は言わずとしれた「コンビニ人間」 さて、消滅世界のあらすじはいたってシンプル。 「セックス…

【絶賛!中国SF】 三体 - 劉慈欣

三体posted with ヨメレバ劉 慈欣/大森 望 早川書房 2019年07月04日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 絶賛売出し中の三体。ようやく読めた。 まず、文化大革命のシーンから始まるのが良い。中国固有の歴史を描くことで、中国SFとしての色が濃くな…

【ワクワクを再び】人生を面白くする 本物の教養 - 出口治明

人生を面白くする本物の教養posted with ヨメレバ出口治明 幻冬舎 2015年09月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー ライフネット生命の出口さんが教養について論じた新書。 こういう本って単なる「俺の起業ストーリー」になりがちな印象だけど、しっ…

【芸術にかける使命のバトン】美しき愚かものたちのタブロー - 原田マハ

レビュー 美術館を作りたいと夢を語った松方。 そしてその夢にほだされた田代。 だけどそのためには、フランス政府に没収されたコレクションの返還が不可欠だった。 戦後の不利な日仏関係のもとでの返還交渉、これは間違いなく熱いストーリーになる。 …と思…

【韓国 群像劇】フィフティ・ピープル - チョン・セラン

レビュー この本にはタイトルの通り、50人の人々が登場する。 (実際には51人だけど。作者がつい書きすぎてしまったらしいw 登場人物は、韓国人もいれば、そうでない人も登場する。 男性も女性も、子どもも年寄りも、ゲイもレズビアンも登場する。 共通点と…

【対談本】愛と欲望の雑談 - 雨宮まみ 岸政彦

レビュー 対談本というものを初めて読んだ。 対談に臨むのは、エッセイストの雨宮まみと社会学者の岸政彦。 僕は雨宮まみが大好きで、そのネームバリューだけでこの本を購入したようなもの笑 だけど対談本だから話し口調なのだ。雨宮まみのいつもの研ぎ澄ま…

【田園と再生の物語】生きるぼくら - 原田マハ

レビュー 原田マハさんの本はこれで三冊目。 「異邦人」で引き込まれて、「本日はお日柄もよく」そして「生きるぼくら」と読み進めてきた。 異邦人の文句なしの星5っぷりとは対照的に、生きるぼくらは文句なしに星3つ。決してつまらなくはないんだけど、無難…

【投資の入門書】超簡単 お金の運用術 - 山崎元

超簡単お金の運用術全面改訂posted with ヨメレバ山崎元 朝日新聞出版 2013年09月13日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 面白かったし、為になった。 資産運用に関して具体的に何をすればいいのかをまず一章でハッキリと書いてくれるので、取っつ…

【さすがの分かりやすさ】知らないと損する 池上彰のお金の学校 - 池上彰

レビュー さすが池上彰先生。分かりやすくて簡潔だった。 高校でチンタラと時間をかけて学ぶような経済のエッセンスを学ぶことができる良書。 ただ、あまり難しい内容では無いので、物足りなさはあるかも。より難度の高い本への入門書。 星評価 ★★★★☆ 本日レ…

【地方の閉鎖感】ユートピア - 湊かなえ

レビュー 地方の閉鎖的なコミュニティでのお話。 相互監視的な空気感とか、不可避的な「お付き合い」は読んでいるだけで疲れた。 それにも増して、この本の登場人物は基本的には自分のことしか考えていない。どうすれば都会に返り咲くことができるのか。どう…

【ちょっと切ない家族小説】星々の舟 - 村山由佳

レビュー 面白くて一晩で読み切った 機能不全とも言える家族は、時間の経過とともに表面上は収まるところに収まったかのように見える。けれども実際には、家族の構成員は満たされない想いや未解決の問題を抱えている。そんな各々の視点で描かれる短編集。 あ…

【共感できない恋愛小説】ナラタージュ - 島本理生

レビュー 直木賞を受賞した「ファーストラブ」が面白かったので、島本理生の他の本を読んでみようと思った それがこの本 ナラタージュは紛れもなく恋愛小説というカテゴリになるんだろうけど、正直なところ主人公と葉山先生の気持ちが全く理解できなかった..…

【書評】東京を生きる - 雨宮まみ

レビュー 東京の大学に進学した時。東京で一人暮らしを始めた時。東京の会社で働き始めた時。 その度に一度は胸が高鳴った。 けれど、僕らの日常というのは、油断するとすぐに新鮮味を失う。 気がつけば28歳になり、単調な毎日を暮らしていると感じる時があ…