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老人と宇宙(そら)posted with ヨメレバジョン・スコルジー/内田昌之 早川書房 2007年02月28日頃 楽天ブックスAmazonKindle レビュー 老人と宇宙(そら)。タイトルは知っていてずっと気になっていたけど、ついに手に取ってみた。 やはり必読書として挙げら…
総理の影posted with ヨメレバ森 功 小学館 2016年08月24日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 2020年、安倍晋三の退任により、暫定首相として菅義偉がその座についた。 平成生まれの自分は、菅義偉という人物について、あまり多くを知らない。と…
象られた力posted with ヨメレバ飛浩隆 早川書房 2004年09月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 飛浩隆を読むのはこれが初めてとなる。本作は、表題作の「象られた力」を含む4篇からなる作品。レビューの評価が高く、初めて読むのには最適かとも思…
I’m sorry,mama.posted with ヨメレバ桐野夏生 集英社 2007年11月25日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー いつか誰かにオススメされた本。それが桐野夏生の「I'm sorry, mama.」だった。 しかし、自分は「グロテスク」から読んだ。そして「OUT…
沖縄から貧困がなくならない本当の理由posted with ヨメレバ樋口耕太郎 光文社 2020年06月17日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 多くの日本人がそうであるように、自分もまた沖縄に対して好印象を持っていた。それは「なんとなく」の好印象で、…
相模原障害者殺傷事件posted with ヨメレバ朝日新聞取材班 朝日新聞出版 2020年07月07日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 本書が取り扱うのは、2016年に相模原市で起きた殺傷事件。書き手は朝日新聞の記者ら。 生産性と生命に関する話題が絶え…
悪人 新装版posted with ヨメレバ吉田修一 朝日新聞出版 2018年07月06日頃 楽天ブックスAmazonKindle レビュー 正直、救いのない話だと思う。 この小説の中で(僕にとっての)悪人は不当に殺されてしまった。あるいは、裁かれずに野放しになっている。 そし…
コロナ後の世界posted with ヨメレバジャレド・ダイアモンド/ポール・クルーグマン 文藝春秋 2020年07月20日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー コロナ禍という切り口で、6人の知識人が持論を展開する。 「ライフ・シフト」のリンダ・グラットン …
三体2 黒暗森林 下posted with ヨメレバ劉 慈欣/大森 望 早川書房 2020年06月18日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 三体Ⅱ 暗黒森林の下巻。 上巻に続き、面壁計画が進行している。しかし破壁者は執拗で、人類は依然として劣勢。羅輯とハインズ…
三体2 黒暗森林 上posted with ヨメレバ劉 慈欣/大森 望 早川書房 2020年06月18日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 前作のメインキャラクタであった葉文潔がいきなりプロローグで登場。羅輯という男性に「宇宙社会学を研究しなさい」というアド…
イーロン・マスク 未来を創る男posted with ヨメレバアシュリー・バンス/斎藤 栄一郎 講談社 2015年09月16日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総評 おそらく多くの日本人がそうであるように、自分もまた、イーロン・マスクを若手起業家か何かかと思って…
下流の宴posted with ヨメレバ林 真理子 文藝春秋 2013年01月04日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー この小説では、2つの世界が交互に描かれる。 1つが「福原家」。自称、中流家庭。教育ママの由美子を中心にして、ちょっとズレたところがある人…
母の記憶にposted with ヨメレバケン・リュウ/古沢 嘉通 早川書房 2019年05月23日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総評 ケンリュウ3作目のSF短編集。大いに期待しながら読んだ。 SF短編集として扱うテーマは手広い。 時間旅行、異星の古代文化、戦争マシ…
下町ロケットposted with ヨメレバ池井戸 潤 小学館 2013年12月21日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 読書家を名乗っている割りに、自分は池井戸潤を読んだことがなかった。 もちろん、池井戸潤の名前は知っていたし、ドラマ化や映画化するほど人…
「Gゼロ」後の世界posted with ヨメレバイアン・ブレマー/北沢格 日経BPM(日本経済新聞出版本部) 2012年06月 楽天ブックスAmazonKindle 総評 アメリカのパワーが相対的に弱まっていき、主導者なき時代がやってきた。筆者のイアン・ブレマーは、そのような…
オタク経済圏創世記 GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件posted with ヨメレバ中山 淳雄 日経BP 2019年11月15日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総評 ブクログのタイムラインで見かけ、気になったので購入。 ポップなサブカル本かと思いき…
冷たい方程式posted with ヨメレバトム・ゴドウィン/伊藤典夫 早川書房 2011年11月 楽天ブックスAmazonKindle 総括 以前読んだSF小説にて、「冷たい方程式」が引用されていた。SFファンとして読まずにいられないと思い、本書を手にとって見た。 まず全体の構…
プロフェッショナルの条件posted with ヨメレバピーター・ファーディナンド・ドラッカー/上田惇生 ダイヤモンド社 2000年06月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総評 働き方の関連書籍として、本書を手に取った。 ピーター・ドラッカーはもちろん知っていた…
侵略に気づいていない日本人posted with ヨメレバぺマ・ギャルポ ハート出版 2018年02月 楽天ブックスAmazonKindle 総評 チベットについて、自分は多くを知らない。「Free Tibet」という言葉を聞くに、どうやら中国から弾圧を受けていることは分かっていた。…
Out(上)posted with ヨメレバ桐野夏生 講談社 2002年06月15日 楽天ブックスAmazonKindle レビュー 桐野夏生を読むのは「グロテスク」に続き、これで2作目。グロテスクが文句なしの傑作だったので、本作も大きな期待を持って読み始めた。 果たして、桐野夏…
細雪(上巻)改版posted with ヨメレバ谷崎潤一郎 新潮社 2011年03月 楽天ブックスAmazonKindle 総評 谷崎潤一郎と言えば、言わずとしれた文豪。 恥ずかしながら、28歳にして初めて読んだ。それがこの「細雪」だった。 最初こそ文章に少しだけ難解さを感じた…
東京貧困女子。posted with ヨメレバ中村 淳彦 東洋経済新報社 2019年04月05日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総評 テレビやネットニュースでしばしば、「若者の貧困」と言った特集が組まれる。世間の反応は往々にして厳しい。 「家賃が高すぎる」「携帯…
われはロボット決定版posted with ヨメレバアイザック・アシモフ/小尾芙佐 早川書房 2004年08月15日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総括 人類の辿った未来をロボット工学の進化という視点から描く。形式は連作短篇集で、翻訳がごくごく自然。読みにくさ…
息吹posted with ヨメレバテッド・チャン/大森 望 早川書房 2019年12月04日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle 総評 珠玉の短編集、という形容がこの上なく似合うSF短編集。 短編のそれぞれのジャンルは以下の通り。 商人と錬金術師の門: タイムトラベルとフ…
刑務所しか居場所がない人たちposted with ヨメレバ山本 譲司 大月書店 2018年05月17日 楽天ブックスAmazonKindle 総評 世間知らずの自分だから、刑務所の実態を知らずに生きてきてしまった。 我々の想像に反して、イベントごとを重視している刑務所もあるの…
総括 ブクログでの前評判、内表紙の「限られた命を懸命に生きる姿が胸を打つエッセイ」という一文、草思社という初めて聞く社名。全てがときめきを加速させる。名作の予感を持ちながら、ページをめくり始めた。 文章が無駄なく、それでいてみずみずしさを感…
レビュー 総括 表題作の「かわいそうだね?」について。 樹理絵は交際している彼氏がいる。その彼から突然、元カノを自分の家にしばらく泊めたいと打ち明けられる。元カノは仕事が無く、家賃が払えない状況。実家には「帰りたくない」と言う。そんな彼女を助…
息子が人を殺しましたposted with ヨメレバ阿部恭子 幻冬舎 2017年11月 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 「息子が人を殺しました」。 あまりにも強烈なタイトルだ。印象に残り、そして本書の内容を的確に表している。 加害者家族と言えば、報道陣…
ボクの彼氏はどこにいる?posted with ヨメレバ石川 大我 講談社 2009年03月13日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー この本の単行本が出版されたのが2002年のこと。自分はまだ11歳だった。 「ボクの彼氏はどこにいる」 なんてシンプルで分かりやす…
氷点(下)posted with ヨメレバ三浦 綾子 KADOKAWA 2012年06月22日 楽天ブックス楽天koboAmazonKindle レビュー 上巻までのあらすじ 医者の辻口啓造は妻である夏枝の不貞を疑った。夏江の不貞の間に娘が殺害されてしまったことが、やりきれなくて仕方なかっ…